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賞状の書き方 割り付けの要領 賞状揮毫のコツ  賞状作成サービス  中本白洲解説

2015年07月25日 
[フォントについて][毛筆の書き方]

賞状を書くとき、いきなり表題から書くのではなく、賞状全体の文字の(配字)バランスやレイアウトを先ず考えねばなりません。
これが割り付けです。
賞状用紙の中に調和よく収め、誤字や脱字を防ぐためにも正確に割り付けをする必要があります。
割り付けには、二つの方法があります。

  1. (1)は2Bか3Bで賞状用紙に直接、薄く「割り付け」をして書く方法。揮毫が終わった時点で「割り原稿」を消します。
  2. (2)A3コピー用紙などに、割り付けしておき、ライトテーブルを使い賞状用紙に揮毫する方法です。
image913-300x256

挿絵は筆耕君の挿絵を使っていますが、この原稿を割り振り原稿と言います。

賞状揮毫の作業工程の中で割り付けが一番大切です。
割り付けに時間を十分あてて、割り付けが正しく出来れば。
ライトデーブルで裏から透かして、揮毫するのみ揮毫は20分前後の時間があれば全文を揮毫出来ます。

本文の割り付け

まず依頼された賞状原稿もみて、本文(主文)を何行にするか決めます。
1行には14~15文字が一番書きやすく、見た目も調和して見栄えのする賞状が出来ます。
原稿の文字数を数え、何行におさめるか、まず考えなければなりません。
一行の「文字数」が20字以上になりますと、文字が扁平になったり、小さくなったりして、見栄えが悪くなります。
、行数との関係で、1行の文字数を決めていかなければなりません。
又 受賞者が2名だったり、贈呈者の人数によっても全体のバランスを考えねばなりません。

本文 4行の場合
4-1-1

本文4行 受賞者1行 贈呈者1行 A3山桜の場合の割り振りです。
賞状はメーカによって、同じサイズでも鳳凰の中のスペースは5~10m位広さの差があります。

この本文1行に14~15文字 改行の注意をしながら 文字の割り振りと原稿を書いていくのです。

本部4行 受賞者1名  贈呈者2行の場合
4-1-2

本部4行 受賞者1名  贈呈者2行 ですとこのように全体の配字、割り振りを変えねばなりません。これが大切な割り振りです。

本文4行 受賞者2行 贈呈者1行 の場合
4-2-1-2

本文4行 受賞者2行 贈呈者1行

本文4行 受賞者 2行 贈呈者2行 の場合
4-2-2

本文4行 受賞者 2行 贈呈者2行 の場合

本文(主文)の配置

A3サイズの賞状の場合、1行に14文字くらいが、
最も書きやすく、見た目も美しく出来上がります。
本分が短く、1行 10文字以下だと文字間に隙間が出て、ばらけた感じになり、又20文字以上になると字が小さくなったり扁平に書かざるを得ないため、見栄えが悪くなります。
その時は、行数の増減で調整などが必要になります。

表題の配置

書状の中で一番大きく書く賞状で一番目に着く部分ですその分、気持ちを込めて、美しく書く必要があります。

受賞者の配置

表題の次に大きく書く、贈呈者より少し大きくかき、はじめは贈呈者より高い位置から書くこと

本文

文字の大きさは贈呈者より少し小さく4番目のおおきさです
大きくか順番

  1. 1)表題
  2. 2)受賞者
  3. 3)贈呈者
  4. 4)本文
  5. 5)会社名
  6. 6)贈呈年月日
年月日の配置

本文より少し下げてなだらかな山型になる位置から書き始めます。

押印の位置

添付のようになだらかな、賞状の天地の余白ですが、天は山形になるような高さでかきはじめ、 月日、会社名、贈呈者名を書きますが、地の余白もなだらかな、なべ底になるように印をいれます。

完成
image49

賞状レイアウトの考え方

まだ 未完成です順次、内容を充実させます。賞状作成、賞状専用フォントは下記にご相談ください

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