米芾(べいふつ)『方円庵記』(ほうえんあんき)は、元豊6年(1083年、33歳)の行書碑。
2015年06月07日
[中本白洲の書道教室][毛筆の書き方]
競書雑誌『不二』7月は『方円庵記』が臨書課題です。ここに参考手本を揮毫しました。
米芾書 方円庵記-よく観察してみると、6文字すべて5~10度左に回転して、方向けています。 傾けることにより、動的で動きを感じます。
煙雲髣髴の閒(えんうんほうふつのかん)
*髣髴:ありありと想像すること。よく似ているものを見て、
そのものを思い浮かべること。「往時を―させる」
石橋 鯉城先生の臨書
中本 白洲臨書
『方円庵記』(ほうえんあんき)は、元豊6年(1083年、33歳)の行書碑。
宋代にすでに原石は失しており、現在通行するものは明代の重刻が多い。
晋人の筆致が見え、米芾の行書の中でも特に著名なものであり、王羲之・王献之の書を刻苦習得したあとがみえます。
その書風は、日本の江戸時代に珍重され、頼山陽・梁川星巌・市河米庵などが私淑しました。
関連記事
-
- 『まみむめも』の“ひらがな”のペン習字教室 ペン字無料手本 中本白洲の新橋書道教室...
『ま』は漢字の「末」の草書体から生まれました。 上図の4文字を見つめていると、末に見えてきませんか! この様に… もっと読む »
- 2014年07月19日
- [中本白洲の書道教室][毛筆の書き方]
-
- 毛筆書道・ペン習字学習は公共施設で手軽に学べます。 講師 中本白洲...
書道は世界に誇るわが国の独自の文化と教養です。 大切な伝統を皆様で継承いただき、 日本人として恥じない、書のた… もっと読む »
- 2016年09月15日
- [中本白洲の書道教室]
-
- 『片仮名のアイウエオ・カキクケコ』 書き方、ペン字教室、ペン習字無料手本 中本白洲...
片仮名は、漢字楷書体の一部分(一片)をとって 作られたもので、もと漢字を日本読みにするとき、漢字のわきに心 覚… もっと読む »
- 2014年08月02日
- [ペン字書き方][中本白洲の書道教室]