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井上有一の書展のご案内(~7/26)  白洲会のみなさんご覧ください

2015年06月26日 
[未分類]

『日本の素晴らしい書の文化の継承を担う中本白洲です』
白洲会の皆様へ
展覧会期
菊池寛実記念智美美術館
〒105 -0001 東京都港区虎ノ門 4-1-35 西久保ビル 西久保ビル B1F


  • ○展覧会名   「遠くて近い井上有一 展」
  • ○会期      201 5年 4月 4日(土)~ 7月 26 日(日)
  • ○観覧料     一般 1,000 円
  • ○主催     公益財団 法人菊池美術  日本経済新聞社

『井上有一』の遺墨展 ご覧ください。
(作品創作の上で大変勉強になります、あなたなりに何かを感じてください)
井上さんは実生活では実直な教員だったが、書家としては破格の人であった。
既成の書壇を飛び出し『書の開放』を唱え、「非文字」の作品やケント紙にエナメルで揮毫など、抽象表現主義が美術界にも席巻した。晩年は海外でも評価された。
一字書の作品に帰着し、『なにものにもとらわれない』彼の取り組み、ひたすら字を書いた、井上さんの書の魅力をご覧ください。


井上有一( 1916 -1985 )の略歴
1916年 東京・下谷に生まれる。
1941年  画家を志したが書に転じ、翌年 上田桑鳩 師事する。
1962年 「現代日本の書 意味と記号展」 (ダルムシュタット/ドイツ)出品。
ツヴィルナー画廊 で(ケルン/ドイツ)で初個展。
1963 年 「書法と形象展」(アムステルダ市立美術館)出品
1966年  「第 1回日本芸術祭」(アメリカ)出品。
神奈川県 高座郡寒川町立寒川中学校教頭就任
1971年 寒川町立朝日小学校 校長に就任
1985年 6月15日 逝去。
死後、代表作 62 点が京都国立近代美術館収蔵となる

以下略


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「宮沢賢治詩 五輪峠」 1951年 70.0×195.0㎝

上田桑鳩のプロフィール

兵庫県美嚢郡吉川町(現三木市)から1927年11月に上京した。
1929年(昭和4年)に比田井天来の門に入り、天来の下で多様な古典を学習し、第1回泰東書道展に出品し「臨黄庭経」で文部大臣賞を受賞した。
二松學舍専門学校卒後、1933年(昭和8年)に金子鷗亭、桑原翠邦らとともに書道芸術社を設立し、また「書道芸術」を創刊して造形としての書について論を発表。1937年(昭和12年)に大日本書道院を、1940年(昭和15年)には奎星会を結成し、同年に死亡した師天来死後は、「臨書研究」などの古典研究を行い、終戦後に「書の美」を発刊する。1951年(昭和26年)に日展に出品した「愛」を巡っては論議が起こり、1955年(昭和30年)に同展を脱退する。晩年には、1968年(昭和43年)に発表した「鳳」など顔料を使った書作を試みたほか、海外の芸術展にも参加した。
1968年に死去。享年70(満69歳)。従五位に叙せられた。

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